私たち日本人は3.11東日本大震災から、多くのことを学びました。中でも、巨大地震に地域差は無いということかあります。それまで東海地震の脅威を強く報じられていましたが、二度の中越地震、北陸地震、宮城地震など、日本中で大きな地震がおきています。日本は地震国なのですから、どの地方でも地震は来るものと、改めて、思い知らされたのでした。
それでも、日本人は保守的です。変化をあまり好みません。左の写真は東日本大震災直後の栃木県北部の光景です。地震で崩れた屋根瓦を早々に積みなおし、修理している姿を目にしました。災害にもめげず、すぐに立ち上がる日本人の強さとも見ることができますが、これは、リスクの再構築でしかありません。 瓦が崩れ、怪我人が多数出たにもかかわらず、同じ危険を復元しているのです。もし、また地震が来たら・・・、同じ悲劇を繰り返すであろうリスクを、自ら復元しているのです。
変化は、必要性の賜物です。古来から日本は地震災害よってもたらされた被害と、被害に対する学びから、日本の家を進化させてきました。
私たち、しまなみ式自立循環型住宅plusは、臆することなく、危機から学び、変化し、進化を重ねていきます。家づくりは、子孫の代まで家族の健康と、安全と、財産を守っていくことが使命です。安心して住まうことのできる家づくりを、私たちは大自然の驚異から学び、自然と共存していくために培っていきます。